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大腸ポリープについて知っておきたいこと 〜早期発見・早期治療が大切です〜 🩺


こんにちは⛄
立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニックです🏥✨

「特にお腹の調子は悪くないし、検査はまだいいかな…」
「忙しくて、つい後回しにしてしまう」
このように感じている方は、決して少なくありません💦

実際、当院を受診される患者さまの中にも、
「何となく心配だったから」
「健康診断で指摘されたけれど症状はない」
という理由で来院される方が多くいらっしゃいます。

その際によく話題にのぼるのが、「大腸ポリープ」です。

大腸ポリープと聞くと、
「がんではないの?」
「すぐに手術が必要?」
「放っておくとどうなるの?」
と、不安を感じる方も多いのではないでしょうか😟

しかし、大腸ポリープは
✔ 正しく知ること
✔ 適切な時期に検査を受けること
で、過度に心配する必要のないケースも多い病変です。

一方で、見逃してしまうと将来的に大きな病気につながる可能性があるのも事実です。

今回のブログでは、
・大腸ポリープとは何か
・なぜ症状がなくても注意が必要なのか
・検査や治療はどのように行うのか
について、できるだけ分かりやすくご説明します😊
検査を受けるか迷っている方の参考になれば幸いです。

1.大腸ポリープとは?🤔
大腸ポリープとは、大腸の内側(粘膜)にできる盛り上がった病変(できもの)の総称です。
大腸は食べ物の消化・吸収後の残りかすが通る臓器で、粘膜は常に刺激を受けています💦
そのため、加齢や生活習慣、体質などの影響によって、粘膜の一部が増殖し、ポリープとして現れることがあります。

ポリープの形や大きさはさまざまで、
・数ミリ程度の非常に小さなもの
・茎のあるキノコのような形のもの
・平たく広がるタイプのもの など、見た目にも違いがあります。

多くの方が誤解されがちですが、大腸ポリープ=すぐにがんというわけではありません。
実際には、ポリープの多くは良性であり、すぐに命に関わる病気ではないケースがほとんどです。

しかし重要なのは、『 一部の大腸ポリープは、時間をかけて大腸がんへ進行する可能性がある』という点です。

特に「腺腫性ポリープ」と呼ばれるタイプは、数年〜10年以上かけて徐々に大きくなり、その一部ががん化すると考えられています⚠️

そのため大腸ポリープは、「将来の大腸がんの芽」「がんになる前の段階で見つけたい病変」と表現されることもあります。

また、大腸ポリープの特徴として、ほとんど自覚症状がないことが挙げられます。
小さなポリープの場合、
・痛み
・違和感
・排便時の異常 といった症状はほぼありません。

そのため、「体調は良い」「お腹の調子も問題ない」と感じていても、実際にはポリープが存在していることも少なくありません。実際、健康診断や人間ドックで行われる便潜血検査がきっかけで精密検査を受け、初めて大腸ポリープが見つかる方も多くいらっしゃいます🩸

年齢とともに大腸ポリープの発生頻度は高くなり、40歳以降から徐々に増加することが知られています。
特に、
・食生活の欧米化
・運動不足
・喫煙や飲酒
・肥満 などは、大腸ポリープができやすくなる要因と考えられています。

このように大腸ポリープは、
✔ 珍しい病気ではない
✔ 誰にでも起こりうる
✔ 症状がなくても存在する という特徴があります。

だからこそ、症状の有無に関わらず、適切な時期に検査を受けることが大切なのです📌

2.大腸ポリープの種類 🧬
一口に「大腸ポリープ」と言っても、すべてが同じ性質を持つわけではありません。大腸ポリープは、見た目(形)や組織の性質によっていくつかの種類に分けられます。種類によって、経過観察でよいものと、切除が勧められるものがあります。ここでは、代表的な大腸ポリープについてご説明します。

■ 腺腫性ポリープ(せんしゅせいポリープ)
腺腫性ポリープは、最も重要なタイプの大腸ポリープです。
大腸がんの多くは、この腺腫性ポリープが長い時間をかけて変化し、がんへ進行すると考えられています。

✔ がん化する可能性がある
✔ 大きくなるほどリスクが高くなる
✔ 数年〜10年以上かけて進行することが多い

そのため、発見された場合は原則として切除が推奨されます。
腺腫性ポリープには、
・管状腺腫
・絨毛腺腫
・管状絨毛腺腫 などの分類があり、絨毛成分が多いほどがん化リスクが高いとされています。

■ 過形成性ポリープ(かけいせいポリープ)
過形成性ポリープは、比較的よく見られるポリープで、多くの場合、がん化のリスクは低いと考えられています。

✔ 小さく平たい形が多い
✔ 直腸やS状結腸にできやすい
✔ 経過観察となることが多い

ただし、大きさや数、形によっては、詳しい評価や経過観察が必要になる場合もあります。

■ 炎症性ポリープ
炎症性ポリープは、腸の炎症が長く続いた結果として生じるポリープです。
・潰瘍性大腸炎
・感染性腸炎 などの既往がある方に見られることがあります。
炎症性ポリープ自体は、がん化することはまれですが、基礎疾患の状態によっては、定期的な検査が重要となります🔍

■ その他のポリープ(鋸歯状ポリープなど)
近年注目されているのが、鋸歯状(きょしじょう)ポリープと呼ばれるタイプです。

✔ 見た目が平坦で見つかりにくい
✔ 一部はがん化する可能性がある
✔ 内視鏡での丁寧な観察が必要

以前はリスクが低いと考えられていましたが、現在では種類によっては切除が勧められることが分かっています🏥

■ ポリープの「形」も重要なポイント 🔍
大腸ポリープは、形状によっても評価されます。
・有茎性:茎のあるキノコ状のポリープ
・無茎性:盛り上がりが少ないポリープ
・平坦型:表面が平らで見つけにくいタイプ
特に平坦型のポリープは、大きさの割にがん化リスクが高いことがあり、注意が必要です⚠

■ ポリープの種類を見分けるには?
ポリープの正確な種類は、大腸内視鏡検査での観察切除後の病理検査によって判断されます。見た目だけでは判断が難しいため、
専門的な評価が重要です。

■ 種類を知ることが大切な理由 ⚠️
大腸ポリープは、
✔ 種類によって対応が異なる
✔ 切除が必要なものと不要なものがある
✔ 将来のリスクを判断する材料になる という特徴があります。

だからこそ、自己判断せず、医師の説明をしっかり聞くことが大切です。

3.症状はあるの?😯
大腸ポリープは、ほとんどの場合、症状がありません
ただし、以下のような症状が出ることもあります。
・血便 🩸
・便秘や下痢が続く
・便が細くなる
・お腹の張りや違和感
このような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

4.なぜ大腸ポリープは見つけておくべき?⚠️
大腸がんの多くは、良性のポリープが時間をかけてがん化すると考えられています。

📌 ポリープの段階で切除
大腸がんの予防につながる

つまり、大腸ポリープは「がんになる前に見つけたいサイン」とも言えるのです。

5.大腸ポリープの検査方法 🔍
大腸ポリープを調べるためには、いくつかの検査方法がありますが、最も確実で詳しく分かる検査は「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」です。大腸内視鏡検査では、肛門から細いカメラを挿入し、大腸の粘膜を直接観察します🔎これにより、数ミリ程度の小さなポリープや平坦な病変も発見することが可能です。また、大腸カメラの大きな特徴は、検査中にポリープを切除できる場合があるという点です。発見から治療までを一度で行えることは、患者さんの負担軽減にもつながります。

■ 便潜血検査について 🧪
健康診断や人間ドックで行われることの多い検査が、便潜血検査です。便潜血検査は、便に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査で、大腸がんやポリープの早期発見のきっかけになります。
ただし、
✔ ポリープがあっても陰性になることがある
✔ 出血していない病変は見つからない という限界もあるため、
便潜血検査はあくまで「スクリーニング検査」と考えられています。

異常を指摘された場合は、精密検査として大腸内視鏡検査を受けることが重要です。

■ 検査時の苦痛や不安について 😌
「大腸カメラはつらそう」「痛そう」というイメージを持たれる方も少なくありません。
近年では、麻酔(鎮静剤)を使用し、眠っているような状態で検査を行う方法が普及しています。
当院でも検査中の不快感や緊張を軽減でき、「気づいたら終わっていた」と感じる方も多くいらっしゃいます。
※麻酔(鎮静剤)を使用した場合は、検査当日の運転を控えるなどの注意点があります。

■ 定期的な検査の大切さ 📅
大腸ポリープは、一度切除しても、再びできることがあります。そのため、ポリープの種類や数、結果に応じて、医師が適切な検査間隔をご案内します。症状がなくても、定期的に検査を受けることが、大腸がんの予防につながります

6.ポリープ切除は痛い?入院は必要?💡
多くのポリープ切除は、大腸カメラ中にそのまま切除できます。
✔ 痛みはほとんどありません
✔ 日帰りで対応可能なケースが多い
✔ 切除後は一時的な食事制限あり
※ポリープの大きさや数によっては、入院が必要な場合もあります。

7.予防と日常生活で気をつけること 🥗🚶‍♂️
大腸ポリープ予防のためには、生活習慣も大切です。
✅ 食物繊維を多く摂る
✅ 脂っこい食事を控える
✅ 適度な運動
✅ 禁煙・節酒
✅ 定期的な検査

特に、40歳以上の方、家族に大腸がんの方がいる方は、定期検査をおすすめします🏥
全く症状がない場合は人間ドックでの検査をご検討くださいませ💁‍♀️
当院では大腸カメラを組み合わせたプランを数種類ご用意しております。

8.まとめ 📝
大腸ポリープは、決して珍しい病気ではなく、誰にでも起こりうるものです。特に40歳を過ぎると、年齢とともに発生頻度が高くなり、自覚症状がないまま存在しているケースも少なくありません。

多くの大腸ポリープは良性ですが、一部のポリープは、時間をかけて大腸がんへ進行する可能性があります⚠そのため、症状がないからといって放置せず、早期に発見し、必要に応じて切除することが重要です。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、ポリープを発見するだけでなく、検査中にそのまま治療まで行える可能性がある検査です。麻酔(鎮静剤)を使用することで、検査時の不安や苦痛を軽減することも可能となっています。

また、ポリープを切除した後も、再発や新たなポリープの発生を防ぐために定期的な検査が大切です。検査の間隔や今後の方針については、患者さん一人ひとりの状態に合わせてご説明いたします。

「症状がないから大丈夫」
「まだ若いから必要ない」
そう思われる方こそ、将来の健康を守るための一歩として検査を考えてみてください🌿
大腸ポリープや検査について気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ😊

 

この記事の監修者

理事長 小林 孝弘

略歴

  • 昭和大学医学部医学科卒業
  • 昭和大学横浜市北部病院
  • 昭和大学藤が丘病院
  • ひたち医療センター
  • 立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック 院長

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 日本消化管学会胃腸科専門医
  • 日本肝臓学会肝臓専門医
  • 日本ヘリコバクター・ピロリ学会
  • ヘリコバクター・ピロリ感染症認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • オンライン診療研修修了
  • 内痔核治療法研究会四段階注射法講習会受講

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本肝臓学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本臨床肛門病学会
  • 日本消化管学会
  • 日本ヘリコバクター・ピロリ学会
  • 日本消化器がん検診学会
  • 日本人間ドック学会
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