
こんにちは🌼
立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニックです🏥✨
11月に入ると、いよいよインフルエンザの流行シーズンが始まります。
インフルエンザと聞くと「高熱・咳・喉の痛み」といった呼吸器症状を思い浮かべる方が多いと思います😷
しかし、実は 『下痢や吐き気、腹痛などの消化器症状』 が出る場合もあるのをご存じでしょうか❔️
特にお子さんや高齢の方では「お腹の症状が先に出る」こともあり、「胃腸炎かな?」と自己判断してしまうケースも少なくありません。
本日は
1.インフルエンザの一般的な症状
2.インフルエンザと消化器症状
3.インフルエンザと薬の関係(消化器症状との関連)
4.感染性胃腸炎との違い
5.受診の目安や予防の工夫
についてわかりやすく解説していきます👨⚕️🩺
🔹1.インフルエンザの一般的な症状🔹
インフルエンザは「インフルエンザウイルス」によって引き起こされる急性の感染症です。毎年11月頃から流行が始まり、1月から2月にかけてピークを迎えます🦠
典型的な症状は次の通りです。
✔急な高熱(38℃以上が多い)
✔咳や喉の痛み
✔頭痛・筋肉痛・関節痛
✔全身のだるさや悪寒
風邪との違いは「症状の強さと急激さ」です😣💥
風邪は喉の痛みや鼻水などの症状が中心で、熱も37~38℃程度が多いのに対し、インフルエンザは急激に高熱が出て、体全体の倦怠感や痛みが強く現れます。ただし、これらの症状に加えて、実は 消化器にも影響を及ぼす ことがあるのです⚠️
🔹2.インフルエンザと消化器症状🔹
インフルエンザで見られる消化器症状には、次のようなものがあります。
✔下痢
✔吐き気・嘔吐
✔腹痛
✔食欲不振
特に小児や高齢者ではこうした症状が目立つ場合があり、「胃腸炎だと思っていたら実はインフルエンザだった」というケースもあります🚨なぜインフルエンザでお腹の症状が出るのでしょうか?🤔
理由はいくつか考えられており、主に下記3つの影響が疑われます。
①ウイルスが直接腸管に作用する
インフルエンザウイルスが腸の細胞に入り込み、炎症を引き起こすことで下痢や腹痛を生じる可能性があります。
②免疫反応によるサイトカインの影響
体がウイルスと戦うとき、「サイトカイン」と呼ばれる物質が大量に分泌されます。これは発熱やだるさの原因になると同時に、腸の働きを乱して吐き気や下痢を引き起こすことがあります。
③高熱や食欲不振に伴う影響
高熱で水分やミネラルが失われると、腸の蠕動運動(ぜんどう運動)が不安定になり、下痢や便秘を引き起こします。また、食欲不振や水分不足が重なることで消化機能が低下し、腹痛や胃もたれを感じやすくなります。
つまり、インフルエンザは【呼吸器だけでなく、消化器にも症状を及ぼすことがある】のです❗️🤒
📢インフルエンザで消化器症状が出やすい人の特徴
すべての人に出るわけではありませんが、次のような方は消化器症状を伴いやすい傾向があります。
・小児👦👧
子どもの場合、免疫反応がまだ未熟なため、ウイルスの影響を強く受けやすいと言われています。発熱より先に「嘔吐」や「下痢」が目立つケースもあり、親御さんが「胃腸炎かな?」と思ってしまうことがあります。
・高齢者🧓👵
高齢者は体の抵抗力が弱まっているため、ウイルスが腸にも影響を及ぼしやすく、また脱水にもつながりやすい点が注意です。
・基礎疾患がある方🫀
糖尿病や心臓病、肝臓病などの持病を持っている方では、感染症全般に対する体の反応が通常とは異なり、消化器症状が出やすくなる場合があります。
📢消化器症状が強いときに注意すべきこと
インフルエンザの診断がついていても、次のような症状がある場合は注意が必要です😵
・嘔吐や下痢が続いて水分が取れない
・尿の量が極端に減っている
・意識がもうろうとする、ふらつきが強い
・血便や黒い便が出る
これらは脱水や合併症のサインであり、点滴などの治療が必要になる場合があります⚠️
特に小児や高齢者では、わずかな脱水でも命に関わることがあるため、ためらわずに受診してください🏥
🔹3.インフルエンザと薬の関係(消化器症状との関連)🔹
インフルエンザの治療薬(抗インフルエンザ薬)は、主に以下のようなものがあります💊
・内服薬(タミフルなど)
・吸入薬(リレンザ、イナビルなど)
・点滴薬(ラピアクタなど)
これらの薬の中には、まれに 吐き気や下痢といった副作用 が出る場合もあります🤧
そのため「薬の副作用なのか、病気の症状なのか分かりにくい」ことがあります。
薬を使用した後に強い消化器症状が出た場合は、医師に相談することが大切です👨🏻⚕️💡
もし、消化器症状が出てしまったら…? ~自宅でのケアについて🏠~
🥛水分補給を最優先
経口補水液(ORS)やスポーツドリンクを少しずつ摂りましょう。
糖分が多すぎる清涼飲料は避けてください。
🥣消化にやさしい食事
おかゆ、うどん、バナナ、リンゴなどがおすすめです。
揚げ物や脂っこい食事、アルコールは避けましょう。
🛌🏼安静にして体力を回復
無理に食べなくても良いので、水分だけは確保しましょう。
💊薬の自己判断は避ける
市販の下痢止めはウイルスの排出を妨げることがあるため、安易に使用しないようにしましょう。
🔹4.感染性胃腸炎との違い🔹
インフルエンザ流行期と同じ時期に流行するのが「感染性胃腸炎」です。
代表的なものとして、 【ノロウイルス】や【ロタウイルス】 があります🦠
どちらも下痢や嘔吐を引き起こすため、症状が似ており自己判断は難しいですが、次のような違いがあります☝🏻
|
【特徴】 |
【インフルエンザ】 |
【ノロ・ロタなどの胃腸炎】 |
|
*発熱 |
38℃以上の高熱が出やすい |
発熱は軽度~中等度 |
|
*主症状 |
発熱・全身のだるさ+呼吸器症状 |
嘔吐・下痢が中心 |
|
*発症時期 |
毎年11月~3月 |
主に冬(11月~2月) |
|
*体の痛み |
強く出やすい |
ほとんどなし |
ただし、これらはあくまで一般的な傾向です⚠️
インフルエンザでも下痢だけが出たり、胃腸炎でも発熱を伴ったりすることがあります。
したがって「自分で見分ける」のは危険であり、医療機関での診断が大切です🏥
👀感染性胃腸炎との違いをさらに詳しく🔍
代表的な原因 【ノロウイルス】 と 【ロタウイルス】 。
どちらも嘔吐や下痢を起こしますが、インフルエンザによる消化器症状とは少し違った特徴があります。
詳しく比較してみましょう💡
🟣発熱の有無と程度
🔸インフルエンザ
高熱(38℃以上)が出やすく、寒気や全身の痛みを伴います。
🔹感染性胃腸炎
発熱は軽度~中等度で、37~38℃程度の微熱で済むことが多いです。
ただしロタウイルスでは比較的高い熱が出ることもあります。
👉 「強い高熱が出るかどうか」が大きな見分けポイントの一つです。
🟣主な症状の中心
🔸インフルエンザ
咳・喉の痛み・頭痛・倦怠感など呼吸器症状や全身症状が中心。
そこに消化器症状(下痢・吐き気)が加わることがあります。
🔹感染性胃腸炎
嘔吐・下痢が中心で、呼吸器症状はほとんどありません。
特にノロウイルスは「突然の激しい嘔吐」が特徴です。
👉 お腹の症状がメインなら胃腸炎、全身のだるさや呼吸器症状が強いならインフルエンザを疑うべきです。
🟣 発症のスピード
🔸インフルエンザ
感染してから1~3日ほどで急激に発症します。熱が出るまでの潜伏期間があります。
🔹感染性胃腸炎
ノロウイルスの場合は12~48時間で急に吐き気や下痢が始まります。
潜伏期間が短く、家族や職場で一気に広がる傾向があります。
👉 胃腸炎は「同じ環境の人が次々と嘔吐・下痢になる」のが特徴的です。
🟣 流行の仕方
🔸インフルエンザ
飛沫感染が主で、学校や職場、施設などで一気に流行します。
🔹感染性胃腸炎
接触感染が中心。ドアノブやタオルを介して感染しやすく、家族内感染が多いのが特徴です。特にノロウイルスは感染力が非常に強く、数個のウイルスでも発症すると言われています。
🟣 病気の経過
🔸インフルエンザ:高熱が3~4日続き、その後1週間前後で回復します。ただし体力低下や二次感染による肺炎などの合併症に注意が必要です。
🔹感染性胃腸炎:症状のピークは1~2日で、嘔吐や下痢は数日でおさまります。しかし脱水や電解質の乱れが起きやすいため、特に乳幼児や高齢者では油断できません。
🟣 治療の違い
🔸インフルエンザ:抗インフルエンザ薬が有効で、発症から48時間以内に使うと症状を和らげる効果が期待できます。
🔹感染性胃腸炎:特効薬はなく、脱水を防ぐための水分補給や安静が中心です。下痢止めはウイルス排出を妨げることがあるため注意が必要です。
まとめ:自己判断は危険
インフルエンザも感染性胃腸炎も、同じ「下痢・吐き気」を起こしますが、原因ウイルスも治療法も異なります。特に「高熱を伴うかどうか」「呼吸器症状があるかどうか」が大きな目安になりますが、完全に区別するのは医師でも難しいことがあります。
したがって、
・高熱+下痢や嘔吐がある
・嘔吐が強くて水分がとれない
・家族や周囲でも同様の症状が出ている
といった場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。
🔹5. 受診の目安や予防の工夫🔹
ここまでお読みいただいても、ご自身で判断するのは難しく感じますね🤔
目安にはなりますが、次のような場合は、できるだけ早めに医療機関へ受診しましょう🏥
✅ 高熱が続く
✅ 高熱に加えて下痢や嘔吐が強い
✅ 水分がとれず、脱水症状(口の渇き、尿が少ない、意識がぼんやり)が見られる
✅ 小児や高齢者、基礎疾患がある方で体調が急に悪化した
特に注意したいのが『 脱水症状 』です🚨
下痢や嘔吐で体の水分が失われると、重症化につながることがあります。
スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ補給することが大切ですが、飲めない場合は早めに医療機関へ相談してください⚠️
また、市販の解熱剤や下痢止めを自己判断で使うのは危険です。
薬によっては症状を悪化させたり、合併症のリスクを高めたりする場合がありますので注意です✖
🔹日常生活でできる予防🔹
インフルエンザや胃腸炎は「感染予防」が最も大切です。次の習慣を心がけましょう🤗
💠 手洗い・うがい:石けんで20秒以上、指先や爪の間まで丁寧に
💠 マスクの着用:咳やくしゃみの飛沫を防ぐ
💠 部屋の換気:ウイルスがこもらないようにする
💠 十分な睡眠とバランスのとれた食事:免疫力を保つ基本
💠 人混みを避ける:特に流行期の外出には注意
さらに、インフルエンザワクチンの接種も有効な予防法です💉✨
特に高齢者や基礎疾患がある方は、重症化を防ぐために早めの接種をおすすめします👨🏻⚕️
🌿最後に…
インフルエンザでは呼吸器症状だけでなく、下痢や嘔吐といった消化器症状が出ることがあります。
感染性胃腸炎との区別は難しく、自己判断せずに医療機関での診断を受けることが大切です🏥
万一、脱水症状や高熱が続く場合は、早めの受診を心がけましょう🩺
そして、日頃から、手洗い・うがい・ワクチン接種など、日常の予防が何よりの対策です🤝❗
インフルエンザと胃腸炎、どちらも冬に流行するため混同されやすいですが、正しい知識を持って備えることで安心して冬を過ごすことができます。当院でもインフルエンザ予防接種を行うなど、皆さまの健康をサポートしております🌸
不安な症状がある際はお気軽にご相談ください♪
(※発熱時は個室でのご案内となりますので、個室の空き状況を当日お電話にてご確認くださいませ💁♀️)







