大腸カメラ検査

大腸カメラ検査とは

大腸カメラ検査大腸カメラ検査は、大腸全域の粘膜を細かく直接観察できる検査です。また、検査中にポリープ切除手術や病変部の組織採取や止血処置などを行うこともできます。
日本では近年、大腸がんの患者数が増え続けていて、がんの死亡原因の上位を占めています。大腸がんは早期発見できれば、日常に大きな影響を及ぼさずに、完治させることができます。ただし、自覚症状に乏しいため、ある程度進行してから見つかることも少なくありません。
大腸カメラ検査は早期大腸がんを見つけ出すことができる、唯一の検査です。将来がん化するリスクがある大腸ポリープも、検査中に切除することができます。ポリープの段階から切除する大腸がんのリスクを大きく減らし、将来の大腸がん予防にも繋がります。定期的に大腸カメラ検査を受け、大腸がんの早期治療・予防に努めていきましょう。
とはいえ、洗浄液の服用や検査の痛みから、大腸カメラ検査に対して苦手意識を持っている方は非常に多くいます。当院では、検査による苦痛や膨満感を軽減するため、あらゆる対策を行っております。従来の大腸カメラ検査よりも楽に受けていただけるようにしていますので、安心して当院をご利用ください。

大腸カメラ検査で発見できる疾患

など

大腸カメラ検査をお勧めしたい方

上記に当てはまる方は大腸カメラ検査を受ける必要があります。ぜひ、大腸カメラ検査を受けましょう。
大腸がんは、がん罹患数の順位で1位(男女総数)を占めている疾患です。特にここ20年の間で、大腸がんによる死亡者数は1.5倍まで増えていると報告されています。
大腸がんは早期発見できれば、お身体への負担が少ない治療で完治できる可能性のある疾患です。大腸カメラ検査中に大腸ポリープが発見された際は、すぐに切除を行い、将来の大腸がんの発症リスクを抑えていきます。大腸がんの早期発見・早期治療を行うためには、定期的な大腸カメラ検査の実施が極めて重要です。

当院の大腸カメラの特徴

特徴1 経験豊富な専門医が高度な挿入技術(軸保持短縮法・水浸法)で精度の高い安心安全な内視鏡検査を行っています。
スキルに長けた内視鏡専門医が全検査を担当。

診察当院では、高度医療機関で長く内視鏡検査・治療の実績を積み上げてきた専門医が、全部の内視鏡検査を担当しています。最新の内視鏡システムを駆使するのはもちろん、高いスキルと深い知識、豊富な経験を活かすことで、ハイレベルな検査を行っています。患者様に負担をかけさせない検査を提供して参りますので、「大腸カメラ検査って苦手だな……」と思う方も、ぜひお気軽にご相談ください。

特徴2 麻酔を使って、ウトウトした状態で検査を受けることが可能

麻酔を使った検査当院では、麻酔を用いた胃カメラ検査を提供しています。ウトウトしているような状態で受けられるため、検査時の苦痛はほとんどありません。検査による苦痛・不快感に悩むことなく、精神的にも肉体的にもリラックスした状態で受けていただくことが可能です。検査もスムーズに進むため、短時間でかつ、安全性の高い検査を提供することができます。
患者様にあった麻酔を適切に選択し投与していきます。麻酔を希望されない方や送るまで来られた方には麻酔なしでの施行も可能です。ただし、鎮痛剤を用いる検査を受けていただく場合、検査当日はお車・オートバイ・自転車などを運転してご来院いただくことはできません。予めご了承ください。

特徴3 負担の少ない下剤や下剤を飲まない大腸カメラのご提案

下剤を飲む女性大腸カメラ検査を受けられた方の中で、前処置の下剤がきつい、まずいと言われる方は多いのではないでしょうか。 患者様のご要望や症状に応じて負担の少ない下剤の選択ができます。比較的飲みやすい味のマグコロールとピコプレップという下剤を導入しております。特に、ピコプレップは、通常の下剤と比較して洗浄力は落ちますが、非常に飲みやすく、下剤の飲む量がコップ2杯程度(水はたくさん飲んでいただきます)で済みます。また、洗浄液を2リットル飲むのが難しい方、どうしても抵抗がある方には、胃カメラ検査を同時に施行することで下剤服用のない検査にも対応します。(※医師の判断によりご要望に添えない場合があります)

特徴4 最新の内視鏡システム「7000システム」を導入

最新の内視鏡システムLED光源搭載内視鏡『7000システム』
最新の富士フィルム内視鏡システムLED光源搭載内視鏡システム「7000システム」は、高出力4LED光源で多彩な観察モードを使用することができ、高度で精密な検査が可能になりました。

画像強調観察BLI/LCI機能に対応

富士フイルム社による高度な画像処理技術により、粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI」により、炎症の診断や早期がんに特徴的な微小な病変の観察をサポートします。

拡大内視鏡を導入し高い精度での検査が可能

近接1.5㎜からの観察可能なレンズを採用し、光学拡大倍率約145倍まで拡大観察できます。粘膜表層の微細な構造や微小病変の早期発見・観察を行えます。

大型ハイビジョンモニターによる観察

スコープに付いているカメラで捉えた画像を、大型ハイビジョンに映し出して観察することも可能です。疑わしい病変部位を拡大表示し、鮮明な画像を映し出すことで、診断がスムーズに行いやすくなります。映り込みや反射も少なく済むため、短時間でかつ高精度の検査を行うことができます。

特徴5 苦痛・不快感を最小限に抑える無送気軸保持短縮法と水浸法

苦痛・不快感を軽減した検査大腸はクネクネと大きく曲がっている長い臓器です。形状は個人差があり、強いねじれや癒着が見られる方も少なくありません。手探りで確認しながら内視鏡スコープを入れようとすると腸が圧迫され、痛みや不快感が引き起こされてしまいます。
当院では、腸を圧迫せずに内視鏡スコープを入れることができる、高度な挿入技術で検査を行っているので、従来の方法よりも楽に受けていただけます。

特徴6 検査中に発見した大腸ポリープは切除することも可能

大腸ポリープ切除大腸がんの多くは、長く放っておかれた大腸ポリープから移行しているものです。そのため前がん病変の大腸ポリープを切除することは、将来の大腸がんを予防するのに極めて有効な方法だと言えます。
当院では、大腸カメラ検査中に発見された大腸ポリープは全て、検査中に切除しています。大腸カメラ検査を一回受けるだけで、検査から治療、予防まで全て完結できるようにしています。またポリープの切除は「日帰り手術」で行いますので、入院する必要はありません。切除後でもすぐにご帰宅いただけます。

特徴7 AI技術を活用して大腸ポリープ等の病変のリアルタイム検出・鑑別を支援

診断大腸カメラ検査におけるポリープなどの病変の検出およびポリープのタイプ(腫瘍性、非腫瘍性)の鑑別を支援するAI内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャド アイ)」を導入しました。「CAD EYE」は、BLIやLCIといった画像処理技術を基に培ったAI技術を活用して、大腸ポリープなどの病変の検出および鑑別をサポートする内視鏡診断支援機能です。専門医とAIのダブルチェックにより高い精度の内視鏡検査が実現します。

特徴8 特殊なガスを使用して検査後のおなかの張りを抑えます

腸は大きく曲がりくねっているため、ヒダやシワの奥を調べる際は、空気を送り込んで腸をふくらませる必要があります。
従来使用されていた空気は、検査後でも長く膨満感が残ってしまうという問題点がありましたが、当院では炭酸ガスを送気する「内視鏡炭酸ガス送気装置」を導入しています。
従来使用されていた空気よりも、検査時の苦痛が軽減されるため、よりスムーズに検査を受けていただくことが可能です。
なお、この炭酸ガスは体内で二酸化炭素になり、呼吸によってすぐに体外へ排出されます。

特徴9 プライバシーの守られた院内個室スペースでの下剤前処置に対応

院内個室スペース大腸カメラ検査を行う時、腸内はきちんと綺麗にしないと、ポリープなどの異常を見落としてしまう恐れがあります。そのため事前準備として、洗浄液を服用していただいています。検査前の洗浄液服用はご自宅で行うこともできますが、洗浄液の服用が苦手な方、服用した後、当院まで移動するのが不安だという方も多くいらっしゃいます。 当院では、プライバシーに守られた個室スペースを用意しておりますので、院内でゆったりと洗浄液を服用することも可能です。

特徴10 土日診療・検査対応しています

土日診療対応平日は家事や仕事でなかなか時間がとれないという方でも検査が受けられるように土曜・日曜(第1、第5を除く)も検査を行っております。お気軽にご相談ください。

特徴11 横になったままリカバリールームへ移動

リカバリールーム鎮静剤を用いた検査を受けていただいた場合、検査後はリカバリールームで安静にしていただく必要があります。当院では、ストレッチャーへ寝ていただいた状態のまま、リカバリールームへお運びしますので、すぐに休むことができます。無理に歩かせることは一切させませんので、ご安心ください。

特徴12 個室下剤ルーム3部屋ご用意しております

更衣室大腸カメラ検査を受けて頂く際は、検査着にお着替え頂く必要がございますが、当院では個室下剤ルーム3部屋ご用意しております。皆さまに安心して検査を受けていただけます。

特徴13 胃カメラと大腸カメラの同日検査が可能

大腸カメラ検査スケジュールを確保するのが難しい方でも検査を受けられるよう、当院では、1日で胃カメラ検査と大腸カメラ検査が受けられる「同日検査」を実施しています。事前の食事制限や洗浄液の服用といった準備も一回だけで済むため、多忙な方でも無理なく検査を受けていただけます。

特徴14 内視鏡室にブルーライトを導入

ブルーライトを導入内視鏡室内へのブルーライト導入により、モニターの画面が鮮明になり病変が発見しやすくなります。

特徴15 徹底的な洗浄・消毒

徹底的な洗浄・消毒当院は院内の清潔に力を入れています。内視鏡検査では感染症予防に努め、使い捨てできるものはすべてディスポーザブル製品でそろえています。使い捨てできない内視鏡スコープや処置具につきましては、内視鏡学会が定めた厳格なガイドラインを死守して、洗浄と滅菌を徹底して行っています。検査を行う度に洗浄・滅菌済の器具を必ずご用意し、安全・安心な検査を提供しています。

検査の流れ

検査は以下の流れで行います。

検査2日前

お食事は夕食まで3食摂っていただきます。必ず、消化の良いものを食べてください。 乳製品や食物繊維が多く含まれたもの、油分が多いものは避けてください。

検査前日

検査2日前と同様、お食事を夕食まで3食摂ってください。うどんやおかゆといった消化の良いものにしましょう。薬味程度のものはそこまで気にすることはありません。水分補給の制限は特にありません。 

マグコロールの場合

a.夕食を済ませた後、21時頃に下剤「プルゼニド2錠」を飲んでいただきます。

b.説明書通りにマグコロールを作成し、よく溶かした後に冷蔵庫で冷やしておきます。(冷やしたほうが飲みやすいため検査前日に作成することをおすすめします。)

ピコプレップの場合

a.19時頃までに夕食を済ませ、食後1時間後を目安に下剤「プルゼニド2錠」を飲んでいただきます。

b.食後1時間後を目安に、パンフレット通り150mlの下剤を作成し服用します。その後、250ml程度のお好きな飲み物(ジュースやお茶、水など(パンフレットおよび説明書に記載のもの))を20分-30分に1回のペースで、2時間以上かけて5杯以上飲みます。決して一気飲みをしてはいけません。必ず2時間以上かけてゆっくり飲んでください。(一気飲みは腸閉塞、穿孔のリスクがあり大変危険ですのでお止めください。)

当日朝

当日は絶食です。水または薄いお茶など、透明で糖分が含まれていない飲み物を飲むことは可能です。

マグコロールの場合

作成したマグコロールをコップ1杯(250ml程度)15分に1回のペースで、飲み始めます。決して一気飲みをしてはいけません。必ず2時間以上かけてゆっくり飲んでください。予約時間20分前までにご来院ください。

半分(1L)飲んでも排便がない時、強い腹痛、嘔気がある時には一旦休憩してください。20分以上経過見ても改善ないときには服用を中止してお電話ください。(一気飲みは腸閉塞、穿孔のリスクがあり大変危険ですのでお止めください。)

ピコプレップの場合

パンフレット通り150mlの下剤を作成し服用します。その後、250ml程度のお好きな飲み物(ジュースやお茶、水など(パンフレットおよび説明書に記載のもの))を20分-30分に1回のペースで、1時間30分以上かけて3杯以上飲みます。決して一気飲みをしてはいけません。必ず1時間30分以上かけてゆっくり飲んでください。(一気飲みは腸閉塞、穿孔のリスクがあり大変危険ですのでお止めください。)

前日夜分のピコプレップを飲んだにも関わらず排便がない時、強い腹痛、嘔気がある時には服用を中止してお電話ください。(一気飲みは腸閉塞、穿孔のリスクがあり大変危険ですのでお止めください。)

STEP01診察

診察便秘などの症状がある方は検査前に、診察を必ず受けていただいております。
大腸カメラ検査を受ける際の注意点や検査食について、説明を行います。場合によっては、採血などの検査も受けていただきます。

STEP02検査前日

検査前日午後9時以降の食事は避けてください。水または薄いお茶などのような、透明で糖分が含まれていない飲み物でしたら、飲んでも構いません。
夕食を済ませた後は下剤「プルゼニド2錠」「マグコロールP50g」を飲んでください。

STEP03当日朝

当日朝朝食は抜いてお越しください。前日と同様、水・薄いお茶を飲むのは問題ありません。



STEP04ご来院

更衣室検査着に着替えていただいてから、検査の準備を行います。鎮静剤を用いる検査の場合は点滴を行い、検査が始まる直前に鎮静剤を投与します。

注意点

鎮静剤を使う場合、検査後は車・オートバイ・自転車などの運転は大変危険ですので、固く禁じています。鎮静剤使用の検査を受ける方は、ご自分で運転するのではなく、付き添いの方の運転でお越しください。

STEP05検査

大腸カメラ検査検査は10~20分程度で終わります。ポリープ切除または組織採取を行う場合は、もう少し時間を要します。ポリープ切除した際には、原則病理診断に提出します。

STEP06検査後・その後の注意点

結果説明検査を担当した医師が、結果について分かりやすく説明していきます。 鎮静剤使用の検査を受けた方は完全に鎮痛剤の効果が切れるまで、リカバリールームでしばらく安静にして過ごしていただきます。
安静後に説明を行います。 なお、組織採取や大腸ポリープ切除を行った場合には、病理結果が出るまで2週間ほどかかってしまいます。そのため後日にまたご来院いただいてから、結果説明します。
予めご了承ください。 検査後・当日は、遠方への外出や激しい運動を避けてください。
また大腸ポリープ切除を受けた場合は数日~1週間ぐらいの間、飲酒、激しい運動や遠方移動などの制限を行う必要があります。

検査費用

  1割負担 3割負担
大腸カメラ検査のみ 約2,000円 約6,000円
大腸カメラ+病理組織検査 約4,000円 約12,000円
日帰り大腸ポリープ切除(病理検査含む) 約9,000円 約20,000~40,000円
診察料・処方料・他検査料等は別途かかります。
診療時間
9:00~12:00
(受付11:50まで)
【予約優先】
-
13:00~16:00
【完全予約制】
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16:00~18:15
(受付18:00まで)
【予約優先】
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休診日:火曜日、祝祭日
※:日曜日は完全予約制となります。

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