TOPへ

新着情報

はじめての人間ドックガイド📋👨🏻‍⚕️~どの検査を選んだらよいの?検査項目編~

こんにちは🌸
立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニックです🏥✨

当院では、一般的な健康診断や、精密な検査が受けられる「人間ドック」も実施しておりますが、初めて受けられる方から、「どの検査を受けたらいいの?」「年齢ごとに違いはあるの?」といったご質問をよくいただきます🤔💭

今回は、「人間ドックとは何か?」という基本から、年代別におすすめの検査内容までをわかりやすくご紹介いたします!

1. 人間ドックについて

▷そもそも人間ドックとは?
人間ドックとは、「病気の早期発見・予防を目的とした総合的な健康診断」のことです。通常の健康診断よりも検査項目が多く、より詳細な情報が得られるため、「自覚症状がないけど将来が心配」という方におすすめです👌🏻

▷人間ドックと健康診断の違い

項目

健康診断

人間ドック

目的

病気の有無の確認

病気の早期発見・予防

検査項目

基本的な検査(身長・体重・血圧・血液など)

より詳しい検査(内視鏡・超音波・CTなど)

時間

30分〜1時間程度

半日〜1日かかる場合あり

費用

比較的安価

自費診療が多い(保険適用外)

▷どんな方が受けているの? ~受診率と年代~
日本の人間ドックの受診率・傾向は以下の通りです。
40代以降から、2人に1人以上の方が人間ドックを受診されていますね🔍

📊受診傾向のデータ

年代

受診率

受診経路

30代

約41.4%

企業や健保からの案内が主(63.0%がそのきっかけ)

40代

約51.5%

「必要だと思った」「早期発見が大事」といった理由増加

50代

約61.2%

自らの健康意識が強まり、選択的受診が多い

60代以上

約62.4%

健診受診率が最も高く、継続受診者も多い

 ▷実際に推奨される年齢の目安は?
人間ドッグは、早い方で30代~推奨されています🧐
どんな方が人間ドックを勧められるのかも確認しましょう!

年齢

内容

推奨される理由

20〜30代前半

簡易・会社の健康診断で十分な場合が多い

生活習慣病リスクがまだ低いため

35〜40歳以降

人間ドックの受診を検討

高血圧・糖尿病・脂質異常・がんリスクが上がり始める

50歳以降

より詳細な検査(内視鏡、脳ドック等)を追加

加齢による疾患リスクの増加に備えて

🌟特に早めの受診が勧められるケース
・家族にがんや生活習慣病の既往歴がある
・喫煙・飲酒の習慣がある
・肥満、運動不足、高血圧、脂質異常などがある
・ストレスや不規則な生活が続いている

️注意!~検査内容によっては、推奨年齢が異なります~

胃カメラ・大腸内視鏡など特定の検査は、症状やリスクに応じて 40歳より前からでも 推奨されることがあります(例:胃がんリスクの高い人、便潜血陽性など)。

ご自身の健康状態や不安に応じて、医師と相談しながら受診時期を決めるのが理想です。
気になる症状がある方は、早めに検査を行いましょう👨🏻‍⚕️

📝 受診者数の推移(例:東京都)
東京都内での人間ドック受診者数は、以下のように推移しています。
人間ドックは1960年代から1970年代にかけて普及し、1980年代以降、健康意識の高まりとともに広がりました👀🔊
そして、医療機関や健診センター、企業内施設など、多様な場所で人間ドックが提供され、受診の選択肢が増えています。

年度

受診者数(人)

2010

50,000

2015

70,000

2020

90,000

2023

110,000

※上記は推定値であり、実際のデータは各自治体の健康管理部門でご確認ください。

2. 人間ドックで行う検査項目(種目)について 〜どんな検査が必要で何が分かるのか?〜
ここから、みなさんが一番気になる本題に入っていきます💁‍♀️
人間ドックでは、全身の健康状態を把握するために多くの検査が行われます。

以下に🔷主な検査の種類」「💠目的」「🔍検査でわかること」に分けて、詳しくご紹介します😊

🔷問診・診察・身体測定
・医師の問診(既往歴、生活習慣、症状の有無など)
・身長・体重・BMI・腹囲
・血圧測定

💠肥満、高血圧、メタボリック症候群のリスクを評価します。

🔷血液検査(基本項目+腫瘍マーカー)
血液検査は病気の早期発見・予防には非常に有効ですが、1回の結果だけで判断せず、経過観察や再検査が大切です。
⚠️異常値があっても、必ずしも病気とは限らないため、医師の総合判断が重要です。

🔍血液検査で「ある程度のリスク」がわかるもの一覧

疾患・リスク

関連する血液検査項目

糖尿病

空腹時血糖、HbA1c

脂質異常症

LDL(悪玉)・HDL(善玉)・中性脂肪(トリグリセリド)

肝機能障害

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ALP、ビリルビンなど

腎機能障害

クレアチニン、尿素窒素(BUN)、eGFR(推算糸球体濾過量)

貧血・血液疾患

赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット・白血球・血小板

炎症・感染症・がんの兆候

CRP、腫瘍マーカー

 💠生活習慣病(糖尿病・脂質異常・肝障害など)やがんのリスクを把握できます。

🔷尿検査     
尿検査は「症状が出る前の異常」を見つけるスクリーニング検査です。
⚠️異常が出た場合は、放置せず医師と相談し、必要に応じて血液検査や画像検査を行いましょう。

🔍尿検査でわかること一覧

検査項目

疑われる疾患や状態

尿糖

糖尿病

尿たんぱく

腎機能障害、ネフローゼ症候群

尿潜血

尿路結石、膀胱炎、腎炎、がんなど

尿白血球

尿路感染症(膀胱炎など)

尿ケトン体

糖尿病、絶食、飢餓状態

尿ビリルビン/ウロビリノーゲン

肝疾患(肝炎、胆道閉塞など)

💠糖尿病、腎機能障害、尿路系の出血などを検出します。

🔷便検査(便潜血検査)
便の中に目に見えないレベルの血液(=潜血)が混じっていないかを調べる検査です。
⚠️陽性の場合は、出血源を調べるために大腸内視鏡検査が必要になります。

🔍【便潜血検査でわかること】

発見できる可能性のある病気

内容

大腸がん

早期発見のためのスクリーニング検査として最も一般的です。

大腸ポリープ

一部のポリープは出血することがあり、将来的にがん化の可能性も。

痔(じ)

肛門からの出血も陽性反応の原因になることがあります。

潰瘍性大腸炎、クローン病

炎症性腸疾患も出血を伴う場合があります。

 🔸便潜血検査(2日法が一般的)
💠大腸がんやポリープによる微小な出血、痔などの消化管出血の有無を早期に発見するため検査します。

🔷胸部X線検査(レントゲン)
肺や心臓、胸郭(肋骨・横隔膜など)の状態を確認するための検査です。
「何も症状がない=異常がない」ではないため、自覚症状が出る前の異常を見つける手段として活用されています。
⚠️胸部X線は非常に有用ですが、早期の小さな肺がんや病変は見逃されることもあるため、必要に応じてCT検査などの精密検査が必要です。

🔍 胸部X線検査でわかること

わかること

疑われる疾患や状態

肺の病気

肺がん、肺炎、肺結核、気胸、COPD など

心臓の異常

心肥大、心不全の兆候

その他の異常

胸水、肋骨骨折、横隔膜の異常 など

💠肺がん・肺炎・肺結核・心肥大の有無などを確認します。
特に喫煙者・高齢者・呼吸器症状がある方にとって重要です。妊娠中の方は原則検査しません。

🔷心電図検査
心臓が電気信号によってどのように動いているかを調べることができます。
⚠️発作が起きていないときは異常が出ないこともあるため、疑いがあれば、負荷心電図や心エコー、心臓CTなど追加検査が必要です。

🔍心電図でわかること

わかること

具体例

不整脈

心房細動(心房がバラバラに動く不整脈)、期外収縮(一拍だけ早く出る)、徐脈・頻脈、
房室ブロックなど(心臓の電気信号の伝わり方に異常がある)

虚血性心疾患

狭心症、心筋梗塞の兆候

心肥大・心筋症の兆候

波形の変化や振幅の異常

電解質異常や薬の影響

カリウムやカルシウムの異常による波形変化、一部の心臓の薬や精神科薬によるQT延長

💠不整脈や狭心症、心筋梗塞の兆候を確認します。
特に以下の方には定期的な心電図検査が推奨されます。
・高血圧や糖尿病がある方
・高齢の方
・動悸・息切れ・胸痛のある方
・不整脈や心疾患の家族歴がある方

🔷胃の検査(胃がん検診)
口や鼻からカメラ付きの細い管(内視鏡)を挿入し、食道・胃・十二指腸の内部を直接観察できる検査です。
病気の早期発見に非常に優れており、健康診断や人間ドックでも重要な検査の一つです。
胃カメラ検査の代わりに、バリウム検査(X線)を行う場合もあります。

🔍胃カメラ検査でわかること

観察対象

疾患例

食道

食道がん、逆流性食道炎、バレット食道

胃炎、萎縮性胃炎、胃潰瘍、胃がん、ポリープ、ピロリ菌感染の兆候

十二指腸

十二指腸潰瘍、がん、ポリープ

💠がん、胃潰瘍、逆流性食道炎、ピロリ菌感染などの有無を確認。
特に以下の方は積極的に検査が推奨されます。
・胃がんの家族歴がある
・ピロリ菌陽性だったことがある
・胃の不快感や胸やけが続いている
・黒い便や貧血を指摘されたことがある

🔷大腸の検査
肛門から内視鏡を挿入して、直腸から結腸(大腸全体)までを直接観察する検査です。
大腸がんの早期発見・予防に非常に有効で、便潜血検査が陽性だった場合や、症状のある方、リスクの高い方に特に推奨されます。

🔍大腸内視鏡検査でわかること

わかること

具体例

大腸がん

初期段階でも発見可能、組織検査で確定診断

大腸ポリープ

良性・悪性の鑑別、切除によってがんの予防にもつながります

炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎(粘膜にびらんや潰瘍を形成)

クローン病(小腸から大腸まで不規則に炎症が起こる)

出血の原因

憩室症、ポリープ、がん、痔など

その他

狭窄(腸の狭くなった部分)、腸管の変形 など

💠大腸がんや腫瘍、炎症性腸疾患の早期発見
特に以下の方には、定期的な大腸内視鏡検査が推奨されます。
・50歳以上の方
・便潜血検査で陽性になった方
・家族に大腸がんの方がいる
・便秘・下痢・血便などの症状が続いている方

🌟ポリープ切除ができることで、検査がそのまま予防医療につながるのが大きな利点です。

🔷腹部超音波検査(エコー)
体に超音波を当てて、お腹の中の臓器をリアルタイムに観察する検査です。
放射線を使わず、体への負担も少ないため、健康診断や人間ドックで広く行われている検査です。
⚠自覚症状がない段階で発見されるケースも多いため、年1回の定期検査をおすすめします。
特に肝臓・胆のう・腎臓の病気は、症状が出にくいため、見逃さないためにも定期的なエコーが重要です。

🔍腹部エコー検査でわかること

臓器

疾患例

肝臓

脂肪肝、肝のう胞、肝硬変、肝腫瘍など

胆のう

胆石、ポリープ、胆のう炎

すい臓

膵のう胞、膵腫瘍、膵がんの兆候

腎臓

腎のう胞、腎結石、腫瘍

脾臓・膀胱

脾腫、膀胱腫瘍、前立腺肥大(男性)など

💠脂肪肝・胆石・腫瘍・のう胞・膵炎・腎結石などの異常を発見します。
腹部エコーは「がんを直接診断する検査」ではありませんが、早期に異常の兆候を捉えるために非常に有効です。

🔷ピロリ菌検査
胃の中に住みつく細菌「ピロリ菌」の感染を調べる検査です。
ピロリ菌に感染していても多くの方は無症状のままですが、感染が長期間続くと胃がんのリスクが高くなります。
特に40歳以降の方や胃の不調がある方は、一度検査を受けておくと安心です。

ピロリ菌は、日本人に多く見られる細菌で、感染すると以下のような病気の原因となります。
🔻ピロリ菌が関与する主な病気
・慢性胃炎
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
・萎縮性胃炎
・胃がん(特に、萎縮性胃炎 → 胃がんの経路)
・MALTリンパ腫(胃のリンパ腫の一種)

検査法

内容

特徴

尿素呼気試験(UBT)

呼気を調べて、ピロリ菌の出す酵素の有無を確認

正確性が高く、除菌判定にも用いられる

便中抗原検査

便に含まれるピロリ菌の抗原を調べる

簡便で、特に小児や高齢者でも受けやすい

血液検査(抗体検査)

ピロリ菌に対する抗体の有無を調べる

過去感染も検出されるため、除菌判定には不適

内視鏡検査+組織検査

胃カメラで採取した組織を使って検査

視診と組み合わせて行える精密検査

 💠ピロリ菌は胃がんのリスク因子です。陽性なら除菌治療を検討します。
除菌により胃の病気の予防になるため、「今は症状がない」方でも早期発見・除菌が重要です。

🔷視力・聴力検査
・視力表による検査
・オージオメーター(聴力検査)

💠加齢性の変化や生活への影響を把握します。

🔷眼底・眼圧検査
眼の奥にある「眼底(がんてい)」という部分を観察する検査です。
眼底には、網膜(もうまく)・視神経乳頭・血管などがあり、この検査によって目の病気だけでなく、全身の病気(糖尿病・高血圧・動脈硬化など)の状態もわかることがあります。

🔍眼底検査でわかること

わかること

具体的な病気や所見

目の病気

緑内障、網膜剥離、加齢黄斑変性、眼底出血など

生活習慣病

糖尿病網膜症、高血圧性網膜症、動脈硬化

脳の病気

脳腫瘍・脳圧亢進などによる視神経うっ血

 💠糖尿病網膜症、緑内障、高血圧性変化などの早期発見ができます。特に以下の方には、検査が推奨されます。
糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病がある方
・40歳以上の方(加齢による目の変化が増える)
・視力の低下や見え方の変化を感じる方
・家族に緑内障や加齢黄斑変性の方がいる

🔷CT・MRI検査
CT検査やMRI検査は、体の内部を詳細に「画像」で見ることができる精密検査です。
症状のない段階で病気を早期発見するための手段として非常に有効です。
ただし、「すべての方に必須」ではなく、年齢・家族歴・生活習慣・症状の有無によって、必要性が異なります。

✅CT・MRI検査をオプション追加ですべきか?の判断ポイント🧐
▷下記に該当する方は、検討を強くおすすめします。
・50歳以上の方
・がん家族歴がある方(特に肺がん・脳腫瘍・肝がんなど)
・喫煙歴がある方
・高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がある方
・慢性的な頭痛・めまい・しびれ・腰痛などの症状がある方
・精密検査を過去に受けたことがない方

🖥CT検査・MRI検査の違いは?
CTは「早く・広く・正確に」体をスキャンできるため、救急や全身のがんチェックなどに最適です💡
MRIは「細かく・柔らかい組織を高精度に」見ることが得意で、脳や関節、腹部臓器などの評価に優れています☝🏻 

項目

CT検査

MRI検査

使用する原理

X線(放射線)

磁気と電波

特徴

撮影が速く、骨や肺等の構造がよく見える

脳・脊髄・内臓・関節等、軟らかい組織の描出に優れる

被ばく

あり(少量の放射線)

なし(磁気を使用)

比較的静か

撮影中に大きな音が出る(イヤホンで対策可能)

検査時間

数分程度

20〜40分程度(部位による)

 🖥CT検査のオプション例と対象者について

検査名

見つかる病気

特におすすめの方

胸部CT

肺がん、肺気腫、肺炎、縦隔腫瘍

喫煙歴がある方、40歳以上

腹部CT

肝臓・膵臓・腎臓の腫瘍や結石

胃腸や消化器に不安のある方

大腸CT(仮想内視鏡)

大腸がん・ポリープ

内視鏡が苦手な方、便潜血陽性の方

 🧲MRI検査のオプション例と対象者について

検査名

見つかる病気

特におすすめの方

脳MRI・MRA

脳腫瘍、脳梗塞、動脈瘤、脳萎縮など

頭痛・めまい・物忘れ、家族に脳疾患のある方

骨盤MRI(女性)

子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣腫瘍

婦人科系の病歴や不安がある方

前立腺MRI(男性)

前立腺がん・肥大症

50歳以上の男性、PSA高値を指摘された方

 💠通常の人間ドック(血液・尿・エコー)では見つからない病変を早期に発見でき、「見えない臓器(脳・肺・膵臓など)」の内部まで詳細に評価できます。

❗注意点
オプション検査は追加費用がかかります(1~4万円程度/検査ごと)
・過剰検査(不必要な検査)にならないよう、医師と相談して選択することが大切です
・CTは放射線を使用するため、頻繁に受ける必要はありません(年1回程度で十分)

✅早見表:CT・MRIオプションは必要か?

あなたの状況

検査の必要性

50歳未満、生活習慣病なし、無症状

基本検査で十分(医師と相談)

40代後半~、喫煙歴・家族歴あり

CT/MRIの追加検討が◎

50歳以上 or 症状あり or 高リスク

CT/MRIオプションは強く推奨

🔷骨密度検査
骨の強さ(=骨の中に含まれるミネラル成分の量)を調べる検査です。
・骨粗しょう症の有無や進行度
・加齢や閉経などによる骨量の減少具合
・骨折リスクの予測(特に背骨・大腿骨など)

💠骨粗しょう症の早期発見ができます。骨密度検査をおすすめする方は下記のとおりです。
・女性(特に50歳以上や閉経後)
・やせ型の方、運動不足の方
・カルシウム不足や栄養の偏りがある方
・ステロイドを長期使用している方
・親御さんが大腿骨を骨折したことがある方(遺伝的要因)
・喫煙・過度な飲酒をしている方

骨粗しょう症は「骨折してから気づく病気」であり、女性は閉経後10年以内に急速に骨密度が低下するため、40代後半〜50代以降での検査を強くおすすめします。また、骨折による寝たきりや要介護のリスクを防ぐためにも、予防がとても重要です👨🏻‍⚕️🩺

🔷女性向け検査(婦人科オプション)
女性特有の病気を症状が出る前に早期発見することを目的としています。
特に子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん・乳がんは、早期発見で予後が大きく変わるため、定期的な検査が非常に重要です。

🌸女性向け検査(婦人科オプション)の主な項目と内容

検査名

調べられる病気

特徴

子宮頸がん検査

子宮頸がん

子宮の入り口の細胞を採取してがん・異形成を調べます。

子宮体がん検査

子宮体がん

子宮の奥の細胞を採取。月経異常や不正出血のある方に推奨。

経腟エコー

子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症

膣内に細いプローブを挿入し、子宮・卵巣の状態を観察。

乳房触診・視診

乳がん・乳腺症など

医師による診察。しこりや左右差、くぼみの有無などを確認。

乳腺エコー

乳がん、のう胞、線維腺腫

30~40代の方に適する。

若年層は乳腺が発達しているためマンモより見やすいことも。

マンモグラフィ

乳がん

40歳以上に推奨。乳房をはさみX線で撮影。

石灰化などの検出に優れています。

HPV検査

子宮頸がんの原因ウイルス

子宮頸がんのリスクを高めるウイルスの有無を調べます。

細胞診と併用されることもあります。

CA125・CA15-3

(腫瘍マーカー)

卵巣がん・乳がんなど

血液検査でがんの目安を測定補する助的な検査です。

単独では診断できないものとなっています。

 ✅年齢・ライフステージ別 おすすめの婦人科オプション

年齢

推奨検査

理由

20〜30代

子宮頸がん検査、HPV検査、乳腺エコー

子宮頸がんは若年層に多く、乳腺が発達している年代

40代

子宮頸がん検査、乳腺エコー+マンモグラフィ、経腟エコー

がんのリスクが上昇し、婦人科疾患も増えてくる年代

50代以上

子宮頸・体がん検査、マンモグラフィ、

経腟エコー、腫瘍マーカー

子宮体がん・乳がんの発症率が高くなるため。

閉経後の病変も評価する、より詳細に検査が必要となる。

 🌟検査選びのアドバイス
・自覚症状がなくても定期検査が重要
→ 特に子宮頸がん・乳がんは、早期なら治療で完治可能です。
「検査が怖い・恥ずかしい」と感じる方も多いですが…
→ 実際は5〜10分程度の検査で、痛みも少ないことがほとんどです。
・不正出血、月経不順、下腹部痛、乳房のしこりなどがある場合は早めに検査を
→ 症状がある場合は、人間ドックではなく婦人科外来受診が優先されます。

※男性の場合は前立腺がん検査(PSA)を追加される方が多いです。

3. まとめ
いかがでしたか?😊
人間ドックの検査内容は多岐にわたりますが、年齢、性別、家族歴、生活習慣によって必要な項目は変わります。
そして、「まだ病気になっていない今だからこそ受けるもの」でもあります。
気になる症状や詳しく調べたい検査等がありましたら、積極的に検査しましょう。
自分に合った内容を選び、ご自身の健康を守っていきましょう✨

当院では、健康診断(雇入時健診・企業健診・生活習慣病健診など)をはじめ、人間ドックも実施しており、複数のプランをご用意しております💁‍♀️会社様ご指定の用紙・項目などございましたら、プランのカスタマイズも可能ですので、お電話にてお気軽にご相談くださいませ✨

また、人間ドックに含まれている内視鏡検査(胃カメラ検査・大腸カメラ検査)につきましては、痛くない・辛くない・恥ずかしくない検査及び治療を提供できるよう、スタッフ一同日々診療に取り組んでおりますので、安心してお任せください💪

大腸カメラ検査説明動画🎥を掲載いたします💁‍♀️

〜大腸カメラ検査をお受けいただく患者さまへ〜
大腸カメラ検査の注意事項・腸管洗浄剤(下剤)の飲み方・流れをまとめた説明動画を作成いたしました。ぜひ大腸カメラ検査前にご覧くださいませ💁‍♀️✨

■腸管洗浄剤(下剤)をご自宅でお飲みいただく方
(マグコロールの方)

 

■腸管洗浄剤(下剤)をご自宅でお飲みいただく方
(ピコプレップの方)

 

■腸管洗浄剤(下剤)を院内でお飲みいただく方

ホームページを公開しました

ホームページを公開しました。

立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック(人間ドック専門サイト)の情報を発信してまいります。